「ナレーションは汗! ~絶好釣!九州釣り天国~」

年に1日だけ、泊りの仕事でもないのに、タオルと着替えを持って出社する日があります。その日の仕事場は、ナレーションの収録ブース。音の関係で空調設備のない狭い空間。

元々、ナレーション収録の際は、ブースの中でマイクを中心に動きながら読むタイプ。身ぶり手ぶりはもちろん、時には中腰になったり、あるいはガッツポーズをしたり。長時間の収録になると、全身汗ビッショリ。

 

アナウンサーはみんなそうだろうと思って音効さん(音楽・効果音、ナレーション収録の担当者)に聞くと「そんな人、他にはいません!」と、即答。

11月某日。今年もその日がやってきました。

 

台本と、水のペットボトルを2本、そしてハンドタオル。準備は万端整いました!さあ、85分番組のナレーション収録開始!

快調に10分ほど読み進んだところで、シャツの下は早くも汗!ベストを脱ぎ、ネクタイを外す……。半分を過ぎたところで、もうたまらず一旦ブースの外へ。

いざ後半、水を飲むので余計に汗!読み間違えたりすると、今度は冷や汗!そして最後は脂汗!

読み終えたときには完ぺきな抜け殻状態……。

そんなナレーションでお届けするのは、27日土曜日午後2時から放送の「絶好釣!九州釣り天国(パラダイス)」。年に1度の放送は、今年で7回目。私も7度目の汗!テレビ西日本をはじめ、九州・沖縄8局での放送。

 釣り好きの芸能人が、大物に挑むこの番組。私も収録ブースの中で、いつの間にか釣りざおを握っている気持に。大物の「引き」の感覚、バレてしまった時の悔しさ、そして大物を釣り上げた瞬間の喜び。そんな感覚を、船の上ではなくナレーションブースの中で思い描いていると、自然に体も動いて汗ビッショリ……なのです!

ともにナレーションを担当した佐藤有里香アナウンサーと収録終了記念の1枚。

 釣りの魅力、楽しさ、そして達成感。さらに釣った魚はおいしく食べる!あなたもきっと、釣りの醍醐味に「つられ」ます!土曜の午後、ぜひご覧ください!

 

 

 


「夏の小倉競馬、後半戦へ!」

週末から、いよいよ夏の小倉競馬は後半戦が始まります。変則日程のこの夏の小倉競馬ですが、ここからは、いつもの夏!「小倉記念」「テレビ西日本賞北九州記念」そして最終週の「小倉2歳ステークス」と、夏の小倉競馬はいよいよクライマックスへ。

公式YouTube ももスポチャンネルでお届けしている「佐藤有里香の競馬!ユメ予想」も、今週から再開。小倉のメインレースをユメ予想!

さらに、この夏のTNCは競馬番組が目白押し!毎週日曜午後3時からの「競馬BEAT」は、もちろん小倉競馬場から生放送。

小倉競馬開催期間中の毎週木曜、午後10時54分からは、「ナツコク!ケイバ塾」。「競馬BEAT」MCのコージ・トクダさんが、毎週ゲストとともに、競馬用語を○○に例えてわかりやすくご紹介!ちなみに、19日(木)は、小藪千豊さんが登場!

そして、14日(土)午後5時からは「競馬BEAT増刊号」。競馬を愛する福岡の芸人のみなさんが、「競馬BEAT」ゲストの座をかけて激突!審査委員長は、なんと武豊騎手!

まだまだあります!21日(土)午後5時は、「九州の夢を乗せて~ヨカヨカの挑戦~」去年のジュベナイルフィリーズで九州産馬として初めての5着、そして桜花賞の大舞台へと駒を進めた、熊本で生まれた競走馬ヨカヨカと、その生産牧場を長期取材。北海道生まれのサラブレッドに負けないヨカヨカの強さの秘密に迫ります。

九州の夢を乗せて~ヨカヨカの挑戦~

もうひとつ!今年開設90周年を迎えた小倉競馬場のスペシャルサイトに進行役で出演させていただいています。レジェンドアナウンサー編に続き、後半戦はレジェンドホースマン編。ぜひこちらも!

小倉の夏はまだまだ熱い!みなさまも、よい夏を!

 

 

 


「さあ、小倉競馬!」

いよいよあす土曜日、夏の小倉競馬が開幕します。今年は7月に3週、その後8月半ばから9月第1週までの4週、あわせて7週にわたる開催。コロナ禍で小倉は無観客での競馬が続いていましたが、1年半ぶりにファンが見つめる中でのレースです。

※競馬場への入場には事前にインターネットで指定席の予約・購入が必要です

「小倉競馬広報大使」のタレント・稲富菜穂さんもTNCに来社。競馬実況を始めて約30年、毎年この時期は胸躍るとともに、実況への不安も……。最近は後輩たちを見守るのが主ですが。

そんな中で先日、小倉競馬場である番組の収録に参加しました。蛍原徹さんと共にお迎えしたのは、元関西テレビアナウンサーの杉本清さん、元ラジオNIKKEIアナウンサーの白川次郎さん、藤田直樹さん。テレビ・ラジオで長年にわたり競馬実況を担当されたレジェンドアナウンサーの方々です。

今年90周年を迎えた小倉競馬場の思い出を、実況のレジェンドに語っていただきました。この模様は小倉競馬開場90周年記念スペシャルサイトで公開中です。

夏の小倉競馬、TNCでは毎週日曜日・午後3時からの「競馬BEAT」でレースの模様をお伝えするのをはじめ、小倉競馬開催週の週末直前、木曜夜に「ナツコク!ケイバ塾」を放送。さらに8月には競馬の特別番組を2本放送する予定です。

さあ、夏の小倉競馬・ナツコクを一緒に楽しみましょう!

 


≪ことばのこと≫#12「ピンチを背負う」

夕方の番組のスポーツコーナーの原稿を、放送前にチェックしていると、どうも引っかかる表現が…

「初回にランナーを出して、ピンチを背負うと…」「2回にもピンチを背負います…」

「背負うのはランナーでは?」と、担当のディレクターに修正するようお願いした後、念のためインターネットで検索すると、「ピンチを背負う」のオンパレード。しまった、早まったかと、今度は辞書とにらめっこ。

『広辞苑』で「ピンチ」を調べると、「危機、窮地、危急の場合」。『大辞林』には、「さしせまった事態、危機、窮地」と書いてある。「危機を背負う」…なんとも微妙。

今度は「背負う」を調べてみると、『広辞苑』には、①背に負う。背に乗せる。②苦しい仕事や不本意な物事を引き受けて、責任を持つ。例)「一家を背負う」「借金を背負う」。『大辞林』には②の意味の例文として、やはり「借金を背負う」。

ということは、②の意味で、「ピンチを背負う」というのは、やや漠然とし過ぎているのではないでしょうか。辞書の例文にも「借金を背負う」など、具体性のあるものが挙げられています。例えばリリーフ投手が、前の投手が招いたピンチの場面で、マウンドに上がる場合などにはアリかもしれませんが。

となると、やはり①の意味で、「背負う」のは走者(ランナー)。ピッチャーがランナーを出すと、投球の際、ランナーはピッチャーの背中側。だから「ランナーを背負う」なのでしょうね。

「ピンチを背負う」という表現も、既に市民権を得ているのかもしれません。新しい表現を否定する気はありませんが、辞書の「ピンチ」の項目には、「ピンチに陥る」「ピンチに追い込まれる」「ピンチを招く」「ピンチに立たされる」などの例文もありました。表現の幅は広く持ちたいものです。

 


「さあ!日本ダービー」

 

いよいよ30日 日曜日は、競馬の祭典「日本ダービー」。2018年生まれのサラブレッド、7,398頭の頂点に立つ馬が決まります。競馬ファンにとってはワクワク、競馬に携わるすべての人たちにとっては、まさに夢の舞台なのです。

と、いうわけで、公式YouTube ももスポチャンネルでお送りしている、「佐藤有里香の競馬!ユメ予想」も今週はスペシャル版!普段は、社内の会議室や打合せスペースでの収録ですが、今回は、なんとスタジオで!

 

スタジオでの仕事なんて、いつ以来だろう…もしかして、豪華なセットがあるのではと期待してスタジオ入りしたものの、長机と緑一色のバック。

まっ、いいか。スタジオでの収録になったのには理由が…

なんと、テレビ西日本制作の「競馬BEAT」で、佐藤アナと一緒に、メイン司会を務めているコージ・トクダさんが、東京からオンラインで参戦!

(写真撮影用に距離をとった上でマスクを外しています)

3人でダービーを大予想!

久しぶりの画面越しでの再会となったのですが、不思議なのは、同じ番組で繋がる3人、打合せは皆無なのに、それぞれの予想が似通っていたこと。その予想はYouTubeで。

果たして今年のダービー、史上25頭目の無敗での二冠制覇か、14年ぶり史上4頭目の牝馬(めす)のダービー馬誕生となるのか、それとも…

「競馬BEAT」も放送時間を拡大して、午後2時40分からの放送です!