≪ことばのこと≫#8「行われました」

2月1日のプロ野球のキャンプインを前に、番組のスポーツコーナーの原稿にも、チームの必勝祈願や新加入選手の記者会見といった話題が増えてきました。

放送前の原稿を見ていると、気になる言葉がチラホラ。オジサン、時々我慢できず、年下のディレクターにアドバイスしています。このところ気になるのは、「行いました」。「〇〇選手が記者会見を行いました」「(チームが)必勝祈願を行いました」などなど…

「会見」を辞書で引くと、≪一定の場所で対面すること≫(広辞苑)、≪特定の場所で正式に人と会うこと≫(大辞林)とあります。したがって、「会見を行う」は「人に会うことを行う」という何とももどかしい言葉になってしまうわけです。

ちなみに、同じ話題を伝えた新聞などの表現を調べてみると、A社「(○○選手が)記者会見し…」、B社「記者会見に臨み…」C社「入団会見に臨み…」などとしていました。

「行いました」。確かに便利な言葉で、アナウンサーもフリートークなどで安易に使いがちですが、ほかに表現できる言葉はないか、最適表現は何かを考えることは大切です。

テレビは、豊かな日本語で、見ている人に伝えるメディアでありたいものです。

 


「2020年も『ロックに。自由に。』!」

新年おめでとうございます。

オリンピックイヤーの2020年がスタートしました。今年もよろしくお願いいたします!2020年という響きを耳にすると、とてつもない未来に来てしまったと、1965年生まれ、50代のオジサンは思ってしまうのであります。

そんな中迎えた、新年初の「ロックに。自由に。TNC」の収録はこのスリーショット。

ルーキー・佐藤有里香アナウンサーの代わりに、浜崎日香里アナウンサーの「部屋」に、「乱入」!同じくルーキーの阿江保智アナウンサーを加えた「謎のスリーショット」。

親子ほどの年の差の2人と、まさか同じフレームの中で、世代間ギャップをひしひしと感じながら仕事をすることになるとは。なるほど、これこそが、まさにオジサンにとっての近未来なのねと実感!

果たしてトークは成り立つのか……週末以降の「ロックに。自由に。TNC」で!