古賀グラウンド取材日記 その1『夏の思い出』

今月24日に開催される高校招待野球。

TNCでは、九産大九州 対 東海大菅生のカードを

中継する予定です。

そこで九産大九州野球部が練習している

古賀市のグラウンドを訪問することになりました。

練習取材の中で感じたことはもちろんのこと、

いろんな出会い・出来事があったので、それらのエピソードを

「がんばりまつお」史上初のシリーズでお伝えしたいと思います!

まず九産大九州の校舎は、福岡市東区香椎駅のすぐ近くですが、

野球部のグラウンドは、

そこから10キロほど離れた古賀市にあります。

今回、初めて訪問することになり、事前にバスの時間を調べて

“古賀駅前”から乗車したものの、どこで降りるかを調べておらず、

スマホで調べている間に、バスはどんどん山の方へ…

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結局、バスは終点まで行き、降りるタイミングを逃した私は、

泣く泣く運転手さんに聞いてみることに…

すると運転手さん、「九産大九州野球部」と聞くなり

目の色が変わったかと思えば、なんと元高校球児!

福岡から大分の高校へ野球留学していたそうで、

高校3年最後の夏は、大分県予選の決勝戦で

惜しくも敗れてしまったそうです。

さらに中学生のとき所属していたクラブのメンバーのほとんどが

九産大九州へ進学し、同じ年、高校3年の夏に

甲子園への切符をつかんだそうです。

(2001年の第83回全国高等学校野球選手権)

『中学時代の同級生が甲子園に出て、

県外への道を選んだ自分が甲子園に行けなかった』

想像するだけでも相当悔しいんですが、

高校球児だった運転手さんは、当時どんな思いだったんでしょうか。

でも、当時のことを懐かしみながら、さわやかな笑顔と

高校球児の面影を感じるハキハキとした口調で話をしてくれました。

改めて知る、勝負の世界と甲子園という舞台の大きさ。

そんな話をしているうちに、バスの出発時間がきました。

運転手さんに“降りるべき”バス停と、

バス停を降りてからの道順まで教えて頂き、

何とかグラウンドへたどり着くことができました。

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つづく