◆女性アナウンサー研修会2◆

開催地は仙台。
初めての東北、初めての被災地視察でした。



あれから1年3ヶ月も過ぎてしまい、
今頃になってやっと行けることを
恥かしく思う気持ちと、ついに間近で感じられる!という気持ちとが
入り混じった複雑な心境の中、足を踏み入れました。

私が見たのは、何もかも流されてしまい、
がれきなどが積まれた山や建物の土台、鉄骨だけが残っている土地。
かつての説明を受けても、なかなかピンと来ません。
それだけ変わってしまっているのです。

それでもまた同じ場所で復興への道を歩もうとする方、
別の場所で新しい人生を始めようとする方、
100人いれば100人が全く異なる思いを抱いているのだと感じました。



「南三陸ホテル観洋」の女将にもお話を伺いました。
こちらのホテルは岩盤の上に建っていたので何一つ壊れることがなく、
震災発生後、大勢の方の避難場所になったそうです。
今は「絶対に風化させてはならない、後世に語り継ぐのだ」
という思いで「復興の拠点」とも言える活動をされています。
報道機関で働く私たちにも
「この思いを皆さんが伝えてください」とおっしゃいました。

このように「普通」に営業しているホテルやお店もあります。
知らなければ、行ってみなければ、話を聞いてみなければ
分からないこと、理解できないことがあります。

知ろうとすること。
思いを馳せること、ずっとずっと。私が思う大切なことです。

感じること、考えることは、人それぞれ。
だからこそ、多くの人に、それぞれ感じてほしいと思います。

忘れないために、そう訴えること。
それが私たちにできることだと再確認しました。

受け止めたい思いが大きすぎて、
この日は研修が終わると、すぐに部屋に戻り眠ってしまうほど
心身共にぐったりしてしまいました。
貴重すぎる時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
また訪れたいと思います。

<完>