2012/08/04 22:38
もう、7月の話になりますが、かつて、谷亮子、鈴木桂治、井上康生を輩出した高校柔道日本一を決める、金鷲旗の実況がありました。九州の放送は、7月でしたが、全国では、8月に放送される所もあります。解説は、アトランタ銀メダリストの中村三兄弟行成さん、ゲストは、次のオリンピックで、100kg超級メダル候補の七戸龍選手でした。金鷲旗も、選抜体重別も、講道館でも実況している柔道アナとして、
今回のロンドンオリンピック、当然、一番の注目は、日本柔道でした。
ちょっと、今回は、真面目に、長々、柔道への思いを綴りたいと思います。
思えば、男子100kg級穴井選手も、60kg級平岡選手も、女子63kg級上野選手も、78kg級緒方選手も、オリンピック選手を、色々な大会で実況しているが故に、柔道には、本当に強い思い入れがありました。しかし・・・苦しみました。
只・・・世の中の、日本柔道惨敗、金メダル僅か1つという批判の風潮の中、僕は、精一杯、戦った日本柔道家に、先ずは、称賛の拍手を送りたいと思います。金メダルが使命であり、そのハードルは、どの競技よりも、柔道が一番高いでしょう。競技自体を考えれば、メダルラッシュで湧きに湧く競泳とほぼ同数のメダル獲得競技でした。
今回は、柔道競技そのものが、「柔道」ではなく「JUDO」に。つまり、日本の競技ではなく、世界の競技に移り変わった象徴的な大会だった事は事実です。1本を狙わない柔道、しっかり組合わなくても勝つ柔道・・・etc
原因を上げればきりがありませんが、個人的には、メダリスト達の奮闘を、もっともっと称えるべきだと感じていました。
「思い入れが強かったかもしれませんが、それまでの彼らに課せられた使命は、特にメンタル的に、取材を当時していても痛感しましたが、相当なものなんです!」
メダルを取った選手だけでなく、金メダル絶対の使命の中戦った14人の柔道家に、先ずは、本当に、お疲れ様でしたと、そして、心から拍手を送りたいと思います。
と同時に、2大会連続オリンピック金メダル斉藤仁さんは、こう口にしていました。
「これをしっかりと受け止めるしかない。下を向いていても仕方ない。この経験を生かせるかどうかは、次のオリンピックにかかっている」と。3大会連続金メダリストの野村忠宏さんは、こう話していました。「柔道は、日本の国技、最後の最後に必要となるのは、古いかもしれませんが、金メダルを取りたいという、根性論だと思います」。
同感です!!!指導方法に問題はなかったか?戦い方を変えるべきなのでは?など色々と言われる中で、僕は、その根性論を信じたいと思っています。
さて・・・。リオです。絶対に金を取ってくれるはずです。上の写真にも映っている100kg超級、地元九州電力所属、選抜体重別100kg超級初優勝・七戸龍選手が、必ずや、山下、斉藤、鈴木、井上・・・「日本重量級」の復活を果たしてくれると思っています。頼む、七戸君!ちなみに、ベルギーのお母さんを持つ七戸君は、とてつもなく、強いです。この名前が、1,2年後、そして4年後、日本を席巻する事を信じたいと思います。
そして、我々の夢を、改めて託したいと思います。
2012/07/05 15:32
7月2日、東京ドームで、今年の鷹の祭典初戦のゲームを実況しました。
先程、ドームに行くと、この日活躍した、松中、松田両選手から、当日の野球中継を
昨日ビデオで見たらしく、一言ずつ・・・。
3ランHRを放った松中選手「俺のホームランの時、絶叫しとったな、声でかすぎやろ!」
後一歩でHRという打球を放った(結果レフトフライ)松田選手
「大谷さんが、もっと声を出して絶叫してくれていたら、入りましたよ!!」
気持は複雑・・・・・・・・・。
ですが、TNCの中継で喜んでくれたのは何よりうれしいです。勝って良かった!
ちなみに、東京ドームは、緑一色、とてつもない、盛り上がりでした!
TNCでは、今週の土曜日、今度は「札幌から日本ハム戦」!
今月18日には、再び、鷹の祭典inヤフードームから、実況中継します。
ぜひ、TNCで野球中継を・・・。
2012/05/24 18:27
先日、福岡のテレビ局のゴルフ担当実況アナの先輩達と、「志摩シーサイド」で
ラウンド致しました。相変わらず、最高の景色の中でのラウンド。
一緒に回ったのは、「オーガスタ」実況担当、某局のTアナと
先日の女子プロツアー「フンドーキンレディース」実況担当、某局Sアナ。
TアナのTショット、この日は、90で回る凄腕を披露してくれました。さすが。
続いて、Sアナ。
この日、なんと、自己ベストのスコアを叩き出し、大喜びでした。
やはり、実況担当アナ、喋りまくり、実況しまくりのラウンドは、
本当に楽しいものでした。
さて、ゴルフと言えば、昨日、今日で、九州の女子アマチュアゴルファーNO1を決める
「九州女子選手権」が行われました。
番組は、後輩の新垣と進行し、それぞれ、担当の選手に付いて回りました。
2人とも、一応、スタイルは決めてきた・・・、つもりです。
さて、私は、鹿児島の中学2年生を取材し、新垣は、小学校6年生を取材、二人とも、
予選を通過し、今日の最終日を迎えました。特に、私が担当した「勝みなみ」選手は、
-9で、堂々の何と優勝、史上最年少優勝の記録を樹立し、九州アマチュアトップに
立ちました。6月9日(土)午後3時55分から、この大会の模様はたっぷりお伝え
致しますので、ぜひ、御覧下さい。
2012/05/13 15:38
今、選抜体重別柔道の実況が終わりました。
私の担当は、なんと、日本のエース「穴井隆将」選手の「男子100kg級」!
今日は・・・とてつもない試合を見せてくれました、これぞ日本のエース。
この後、午後4時から、女子48kg級、52kg級を中心に、全国ネットで
お届けします。その中で、「代表選考の発表」も「ライブ」でお届けします。
果たして、各クラスの代表は誰?この後すぐ分かります!!是非みて下さい。
今回私が担当した、男子100kg級は、かつて、井上康生、鈴木桂治
という、日本のエースが、金メダルを手にして来た、伝統と歴史ある階級です。
穴井選手に事前に話を聞いて、一番印象的だったのは、
「僕は常に、康生コーチ、桂治さんの背中を追いかけてきた」という言葉。
今年のロンドンオリンピックは、階級によって、選考が大混戦な所もありますが、
男子100kgは、世界柔道金メダリストでもあり、
穴井選手が初めてのオリンピック、決定的と言われています。
必ずや、ロンドンで、日本の100kgの歴史を背負い、
お家芸柔道で、金メダルを取ってくれるはずです。
改めて、オリンピックに出場して、金メダルを手にしようという選手を、
実況出来た事の充実感と幸せを感じた、今日一日でした。
ちなみに、何種目もスポーツの実況をしていますが、奥が深い、
人間ドラマが如実に表れる、そして、一番難解、難しい実況は・・・柔道です。