2020/09/24 9:54
フジテレビ系列のアナウンサーは
もちろん放送でのアナウンスはもちろん
プロ級のピアニストだったり
現役のプロスポーツチームの選手を
続けていたり、多種多様、多才な面々が
揃っています。
その中には、なんと「映画監督」が
います。
沖縄テレビ放送の「平良いずみアナウンサー」が
その人です。
私の系列アナウンサー研修会での講師歴で
最初の研修会での教え子ですが
アナウンサーとしてもナレーションの名手で
あまり教えることのなかった女性です。
ただ、方向音痴ということに関しては
たぶん系列でも右に出る者はいないと思われ
会議で福岡に出張してきて、自分が予約した
ホテルに一発で到着できたことはないと
断言できます。
その平良アナが、メガホンをとり
今の沖縄が日本に、
そして世界に伝えていかなければ
ならない視点、論点を、
間違いないベクトルでスクリーンに
映し出している映画
「ちむぐりさ~菜の花の沖縄日記」。
今年2月から上映される予定が
新型コロナ感染拡大という状況を
受け、全国での公開が予定より
遅くなっていましたが、いよいよ
福岡でも10月3日(土)から
9日(金)までの予定で
福岡市中央区長浜の
「KBCシネマ」に登場します。
私は配信上映で見ましたが、簡単なあらすじは
沖縄にやってきた北国育ちの15歳の少女が、
沖縄で次々に起こる事件や事故、
それとは対照的な学校での穏やかな時間に
思いを巡らせ、故郷の新聞に書き続けた
コラムを起点に、少女の澄み切った姿と
言葉を描くドキュメンタリーです。
あの「津嘉山正種さん」
(沖縄県出身の俳優・声優。
NHK-FMのクロスオーバーイレブンでの
語りは、私にとって憧れの的でした。)
の朴訥とした抑えた語りで進められる
106分です。
初日には平良監督の舞台挨拶もあるそうです。
ぜひご覧になっていただきたいのですが、
果たして「平良監督」が無事に映画館に
たどり着けるかが・・・心配なボクタクボでした。