風立ちぬ◆

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ようやく見ました。

大正から昭和にかけての日本が舞台で、
戦闘機「零戦」の設計士・堀越二郎氏の半生が描かれています。

美しい飛行機を作りたいという純粋な思いから完成した零戦。
飛行機の残骸を前に立ち尽くす主人公・二郎の姿。
戦争という歴史の中で渦巻いていた
矛盾した思いが描かれているように感じました。

宮崎駿さんの言う「飛行機は美しくも呪われた夢」という
言葉に凝縮された意味を考えると苦しくなりますが、
作品には爽やかな風が流れていました。

永遠の0」を読んで、もっと勉強したいと思い見に行ったので、
設計した零戦が戦闘に使われる主人公・二郎の苦悩が
クローズアップされていないことに初めは意外だと感じました。
でも、零戦に乗って特攻に征き死と向き合った人たちの葛藤を思えば、
二郎の苦悩を描くことさえ難しかったのかもしれないと
私なりに、色々なことを考えました。

こんな思いに至ったのも、
本や様々なものに触れて、ほんの一部でも歴史を学んだからだと思います。
物事を知らないと分からない「人の思い」は、
たくさんあるのだろうと気付くきっかけになりました。

時代を精一杯生きた、等身大の思いに寄り添わせてくれる映画でした。