【ウタノチカラ】

久しぶりに泣きました。

25歳にして、初ライブ。

歌っていたのは、HIROCOさん、20歳。

前回「テレ西の種」で高山さんが取材をした現役の大学生です。

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きのう、彼女のライブが始まったのが午後10時。

40曲は持ち歌があるという中から、5曲。

4曲目を聴いていると、今までの自分の経験が走馬灯のように蘇りました。

その曲名は、「and I …」

(なんでこんなに初めて聴く歌に共感できるのだろう?)

ライブが終わった後、聞いてみました。

「自分の実体験を歌にしているんです」

前回の放送をご覧の方はご存知かもしれませんが、HIROCOさんは去年の春に

お母さんを亡くされています。

「身近にいる人に“ありがとう”、“愛してる”っていうことほど

難しいことはないと思うんです」

ライブ中、この歌を歌う前にこう切り出しました。

「でも、勇気を持ってそう言いたいという思いを歌にしました」

音楽を始めたのは2年前。

家にあった父親のギター(彼女が今も演奏に使っているのは、

父親から譲り受けたそのギター)に触れたのがきっかけ。

当然、音符も読めません。

それでも、見よう見まねでギターを弾き始め、今も彼女と同じように

ストリートライブをしている人からギターを教わっていると言います。

今回のライブの途中、自然と手拍子が起こりました。

「本当にあの瞬間が嬉しいんです」

“歌うことで誰かの支えになりたい”

その思いは、確実に聴いている人に伝わっていると感じました。

このHIROCOさんのライブが、7月18日(土)16:40から

TNC放送会館1Fで予定されています。

ぜひ、足を運んで彼女の生の歌声を聴いてください。

また「テレ西の種」でも、8月に放送する予定です。

そちらもぜひぜひご覧下さい。

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