2013/02/22 23:00
今週は、ホークスキャンプの取材で宮崎へ。
21日、WBCの合宿も開かれていたので、サンマリンスタジアムにも行って来た。
そこで、ジャイアンツ背番号18番と久しぶり嬉しい再会を果たした。
WBC日本代表唯一の3大会代表選出、「杉内俊哉」だ。
ホークスにいた頃、自分の野球実況の時は、なぜだかいつも杉内が先発だったので、
何度も何度も、相当な回数取材した、入団当時から、
自分にとっては「馬原」と共に非常に親しかった選手だ。
「おー久しぶりやな」と固い握手を交わして、
杉内も練習メニューを終え宿舎へ移動するバスを待っていた事もあり、
話し込む事20分。
今回のWBCから、ジャイアンツの事まで、色んな話を聞かせて貰った。
先ずは、ジャイアンツでの事。
「ジャイアンツという球団は、いい意味で、完全実力主義」のチームなんだそうだ。
勝って結果を残せば、この上ない称賛を受けるが、逆にふがいないピッチングが
続けば、杉内と言えど、次はない、その度合いがホークスよりも強いんだそうだ。
だからこそ、高いレベルを追い求められるとも話していた。また、チーム全体では
勝っても負けても、その試合を絶対に次の日の試合に持ち込まない、引きずらない、
完全に切り替える、1試合1試合の割り切りが徹底されているんだとか。
そんな中で、去年ノーヒットノーランをやってのけたのだから、流石エースと言わざるを
得ない。また、話は今回のWBCへ。投手陣では、杉内は、
もう年齢で言うと上から2番目
(阪神能見選手が最年長)。今年は、田中マークン世代が中心で、
「やっぱり僕らとは色んな意味で、1つ世代が違いますね。
マー君にしてもマエケンにしても、ノリが本当に若い。若すぎる。勢いが違います。
皆、代表の緊張と言うより、この代表参加を伸び伸びやっている雰囲気です。
そんなマークン世代の選手が、本当にいい雰囲気を作ってくれています」と。
それでも、アップの時から、そのマー君を筆頭に、マエケンであり、涌井投手であり、
沢村投手であり、内海投手であり、皆、杉内の所に近寄り、自然と杉内を中心に
輪ができ、色んな話を杉内に聞いている。ホークスのエース摂津投手も、練習開始から
終了まで、常に立ち位置、ポジションは、杉内の真横、何かを常に学ぼうとしている。
まさに、投手陣のリーダーの様な存在に見えた。
新聞報道でも伝えられている通り、
「まだ言われてはいませんが、僕は、どうやら、第2先発に回るみたいです」と話して
いたが、国際大会は抜群の成績。きっと本戦で、キューバを、韓国を、そしてアメリカを
あのインコースストレートで、あのチェンジアップで、ねじ伏せてくれるだろう。
投手陣を背中で引っ張る日本のリーダー、日本の技術を世界に見せつけてやろう!
「すぎ、頑張れ!!」。日本中の期待を背負い、いよいよ3月2日初戦を迎えます。
ちなみに、息子に、世界最高峰の野球を見せてやりたくて、
3月6日対キューバ戦(ヤフオクドーム)、チケットを取っちゃいました。
早く来ないかな・・・。後2週間です。