ロンドンオリンピック 日本柔道家に拍手!!

 もう、7月の話になりますが、かつて、谷亮子、鈴木桂治、井上康生を輩出した高校柔道日本一を決める、金鷲旗の実況がありました。九州の放送は、7月でしたが、全国では、8月に放送される所もあります。解説は、アトランタ銀メダリストの中村三兄弟行成さん、ゲストは、次のオリンピックで、100kg超級メダル候補の七戸龍選手でした。金鷲旗も、選抜体重別も、講道館でも実況している柔道アナとして、

今回のロンドンオリンピック、当然、一番の注目は、日本柔道でした。

ちょっと、今回は、真面目に、長々、柔道への思いを綴りたいと思います。

思えば、男子100kg級穴井選手も、60kg級平岡選手も、女子63kg級上野選手も、78kg級緒方選手も、オリンピック選手を、色々な大会で実況しているが故に、柔道には、本当に強い思い入れがありました。しかし・・・苦しみました。

只・・・世の中の、日本柔道惨敗、金メダル僅か1つという批判の風潮の中、僕は、精一杯、戦った日本柔道家に、先ずは、称賛の拍手を送りたいと思います。金メダルが使命であり、そのハードルは、どの競技よりも、柔道が一番高いでしょう。競技自体を考えれば、メダルラッシュで湧きに湧く競泳とほぼ同数のメダル獲得競技でした。

今回は、柔道競技そのものが、「柔道」ではなく「JUDO」に。つまり、日本の競技ではなく、世界の競技に移り変わった象徴的な大会だった事は事実です。1本を狙わない柔道、しっかり組合わなくても勝つ柔道・・・etc  

原因を上げればきりがありませんが、個人的には、メダリスト達の奮闘を、もっともっと称えるべきだと感じていました。

「思い入れが強かったかもしれませんが、それまでの彼らに課せられた使命は、特にメンタル的に、取材を当時していても痛感しましたが、相当なものなんです!」

メダルを取った選手だけでなく、金メダル絶対の使命の中戦った14人の柔道家に、先ずは、本当に、お疲れ様でしたと、そして、心から拍手を送りたいと思います。

と同時に、2大会連続オリンピック金メダル斉藤仁さんは、こう口にしていました。

「これをしっかりと受け止めるしかない。下を向いていても仕方ない。この経験を生かせるかどうかは、次のオリンピックにかかっている」と。3大会連続金メダリストの野村忠宏さんは、こう話していました。「柔道は、日本の国技、最後の最後に必要となるのは、古いかもしれませんが、金メダルを取りたいという、根性論だと思います」。

同感です!!!指導方法に問題はなかったか?戦い方を変えるべきなのでは?など色々と言われる中で、僕は、その根性論を信じたいと思っています。

さて・・・。リオです。絶対に金を取ってくれるはずです。上の写真にも映っている100kg超級、地元九州電力所属、選抜体重別100kg超級初優勝・七戸龍選手が、必ずや、山下、斉藤、鈴木、井上・・・「日本重量級」の復活を果たしてくれると思っています。頼む、七戸君!ちなみに、ベルギーのお母さんを持つ七戸君は、とてつもなく、強いです。この名前が、1,2年後、そして4年後、日本を席巻する事を信じたいと思います。

そして、我々の夢を、改めて託したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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