読書のすすめ~『覚悟のすすめ』

p2009_0827_162136p2009_0827_1621151 皆さんに、この秋、読書のすすめを。阪神タイガース『金本知憲』選手の『覚悟のすすめ』です。現役選手の中で最も個人的に尊敬する金本さんの著書を前々から読みたいと思っていたのですが、購入したその日に、東京行きの飛行機の中であっという間に読破。読みながら、あらゆる状況を今の自分に置き換え、非常に興味深い本でした。

この本の中で、最も興味深かった部分を3つ紹介します。

①『感謝の心』。

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男らしさとは一体何か?それは外見や雰囲気ではないと言う部分です。男に欠かせないのは、『信頼に応えること』だと。金本さんであれば、大学時代の恩師『伊藤義博』監督、広島時代に鍛えてくれた『三村さん』、『山本一義』さん、『高代』さん、『達川』さん、そして、『山本浩二』さん、タイガースに誘ってくれた『星野仙一』さん、『岡田前監督』。

男だったら、信頼してくれる人のためには、命を懸けるくらいの『覚悟』で報いようとしなければならない。

まさに、僕個人も、それを最近痛切に思います。

二つ目は、②『不平不満を口に出すことだけはしないように戒めよう』

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 『自分は正当に評価されていない。うまくいかないのは自分のせいではない、周囲が悪いんだ』と言い訳をする人がいる。でも、それを口に出してしまったら、言わずもがな、それまでの男である。駄目になるに決まっている、気持が乱れ、集中力も欠く、それがプレーに出る。

 3つめには、③『自分ひとりの喜びよりも、チームの勝利を』。星野監督から岡田監督に代わった年、金本選手が、一度猛烈に鳥谷選手を激怒した事があったそうです。それは、チャンスで全力疾走を怠った事。星野監督の時にはなかったのに、岡田監督になって、そういう部分がチームに出て来たと、『ああ、タイガースの選手は、監督によって、態度を変えるのか?もうチームの為になんかやらない、個人の為に成績を残す』、そう思ったと言います。只、それで戦っていても、全くの充実感がない、チーム全員が高い意識を持って、勝利に向かって1つになることの喜びの方が遥かにうれしいと。金本選手が激怒して以来、鳥谷選手も、走塁の意識が変わったと書いてありましたが、つまり、周りが同じ目標に向かって、高い意識で突き進むことこそ、喜びも大きい、その喜びの為に、僕らも仕事をしていると感じています。

本当に、この本の金本選手の精神論に共感できる部分がたくさんありました。是非、皆さんも、一度は手にして見て下さい、野球の見方はもちろん、生き方自体が少しは変わるはずです。

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