古賀グラウンド取材日記 その3『野球漬けの高校生活』

練習が終わり、おこがましくも

学校でのミーティングにまで同行させて頂いた私。

さらに加藤主将を中心に、部員のみんなが

途中まで一緒に帰ってくれました。

部活動に所属していた人ならわかると思いますが、

練習を終えての帰り道って、本当に楽しいですよね!

この日も帰り道の中で、選手たちから

野球を始めたきっかけや思い出に残っている試合、

卒業した後の進路、好きな歌手など

いろんな話を聞くことができました。

『仲間って素晴らしいな』と改めて感じました。

家に着いて時計を見ると、

夜の10時半。

もっと遠いところから通っている選手もいて、

平日は、朝練習にも全員参加。

本当に『野球に捧げる高校生活なんだ』と感じました。

九産大九州だけでなく、

甲子園を目指して必死に汗を流している高校球児。

さらには高校最後の大会に向けて努力している

いろんな競技の選手たちの熱い想いを

視聴者のみなさんにしっかりと伝えられるよう、

僕自身、もっともっと精進していかなければと感じました。

アビ!アビ!アビスパ3連勝!!!

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アビスパ福岡が、ザスパクサツ群馬に

4-1と快勝しました!波に乗っています!

きょう全得点に絡んだ

アビスパのプリンス・金森健志選手

    kanamori

(アビスパ公式ホームページより)

スピードを生かした得意のドリブルに

レベルファイブスタジアムのサポーターも興奮!

金森選手自身、ゴールはなかったものの、

チームの全ゴールに関わる活躍でした!

ただ試合後は、やはり開口一番、

「点を取りたかった…」と悔しそうな様子でした。

それでも、

「チームの勝利のために

欲を出し過ぎずに良いプレーをするだけです」と、

謙虚な姿勢に胸を打たれました。

次もアビスパの勝利、そして

金森選手のゴールに期待したいと思います!

地元・福岡県出身で、リオオリンピック世代でもある

金森選手、要チェックですよ!!

古賀グラウンド取材日記 その2『心を磨く』

午後5時 九産大九州野球部のバスがグラウンドに到着。

『さあ練習開始!』

…っと思ったものの、バスから降りてきたのは、

森崎監督、山口部長と5、6人ほどの部員。

バスの中を見ると、かなりの数のバッグが積まれていました。

不思議に思っていると、部長から、

「3キロ手前で下ろしてきました。

100人くらい走ってきますよ。」

…『えっ!!??』

九産大九州の野球部の選手たちは、平日の練習前、

高校からグラウンドへ移動する道の途中で降りて、

3キロほど走っているそうです。

そして少しずつ選手たちがグラウンドへ到着。

私を見るとすぐに近寄ってきて、

「こんにちは!!」と大きなあいさつ。

しかも、一人一人、立ち止まって「気をつけ」をしてから

私の目を見て、気持ちのいいあいさつをしてくれました。

それからも、まだ練習は始まらず

選手たちは休むことなく

草むしり、落ち葉拾い、

グラウンドのライン引き、水撒き…

何も言われることなく、黙々と作業に当たる選手たち。

じっと立っている自分が申し訳なくなるくらい、

選手たちの働く姿に、本当に感心しました。

思い起こせば、先月行われた九州大会でも

決勝戦で敗れた後すぐに

ベンチの中で清掃する選手たちの姿がありましたね。

その後、ようやく練習開始。

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正直、野球部専用のグラウンドなので

対外試合などをすること以外、おそらく

他の人から見られることはないグラウンド。

それにも関わらず、練習が終わった後も

みんなで清掃活動に当たる姿は

単なる「掃除」を超えた「修行」に近いものを感じました。

春の甲子園出場を勝ち取った九産大九州の強さの秘密に

少し触れることができたような気がしました。

その日家に帰った私は、

久しぶりにお風呂掃除をしました。笑

つづく

アビスパ5位浮上!

雨が降りしきる中始まった今日のJ2第11節、

アビスパ福岡 対 セレッソ大阪。

ワールドカップのMVPにも輝いたフォルラン選手や、

日本代表にも選ばれている山口蛍選手などを擁する

セレッソ相手に、アビスパが1-0で勝ちました!

試合開始前、スペシャルゲストのつるの剛士さんが

歌った中島みゆきさんのカバー曲 “糸”

それを聞いたとき、ふと、プシュニク前監督の

「私の夢は、スタジアムを満員のサポーターで埋めること」

と熱く語っていた姿が思い出されました。

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きょうは雨の中、お客さんの数は1万2千人超。

選手たちの熱いプレーに、サポーターのみなさんは

思わず立ち上がったり、ガッツポーズしたり、

私も一緒に記者席で叫んだり!!

スタジアムで感じる「一体感」は

日に日に強くなっているように感じます。

これで前節ジュビロ磐田戦の勝利に続き、

貴重な勝ち点3を獲得。一気に5位浮上です!!

「次の群馬戦、栃木戦をしっかり戦っていかないことには

この連勝の意味はない」

井原監督はじめ選手たちはもう次の試合を見据えていました。

このゴールデンウイークの厳しい連戦を、

サポーターの皆さんと一緒に乗り越えて欲しいです!

古賀グラウンド取材日記 その1『夏の思い出』

今月24日に開催される高校招待野球。

TNCでは、九産大九州 対 東海大菅生のカードを

中継する予定です。

そこで九産大九州野球部が練習している

古賀市のグラウンドを訪問することになりました。

練習取材の中で感じたことはもちろんのこと、

いろんな出会い・出来事があったので、それらのエピソードを

「がんばりまつお」史上初のシリーズでお伝えしたいと思います!

まず九産大九州の校舎は、福岡市東区香椎駅のすぐ近くですが、

野球部のグラウンドは、

そこから10キロほど離れた古賀市にあります。

今回、初めて訪問することになり、事前にバスの時間を調べて

“古賀駅前”から乗車したものの、どこで降りるかを調べておらず、

スマホで調べている間に、バスはどんどん山の方へ…

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結局、バスは終点まで行き、降りるタイミングを逃した私は、

泣く泣く運転手さんに聞いてみることに…

すると運転手さん、「九産大九州野球部」と聞くなり

目の色が変わったかと思えば、なんと元高校球児!

福岡から大分の高校へ野球留学していたそうで、

高校3年最後の夏は、大分県予選の決勝戦で

惜しくも敗れてしまったそうです。

さらに中学生のとき所属していたクラブのメンバーのほとんどが

九産大九州へ進学し、同じ年、高校3年の夏に

甲子園への切符をつかんだそうです。

(2001年の第83回全国高等学校野球選手権)

『中学時代の同級生が甲子園に出て、

県外への道を選んだ自分が甲子園に行けなかった』

想像するだけでも相当悔しいんですが、

高校球児だった運転手さんは、当時どんな思いだったんでしょうか。

でも、当時のことを懐かしみながら、さわやかな笑顔と

高校球児の面影を感じるハキハキとした口調で話をしてくれました。

改めて知る、勝負の世界と甲子園という舞台の大きさ。

そんな話をしているうちに、バスの出発時間がきました。

運転手さんに“降りるべき”バス停と、

バス停を降りてからの道順まで教えて頂き、

何とかグラウンドへたどり着くことができました。

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つづく