至福の時

朝のくつろぎのティータイム。

妻が、朝にしては珍しく抹茶大福を出してくれた。

一口食べると、抹茶の香りが漂い、

二口食べると、粒あんの上品な甘みが広がり、

三口食べると、抹茶のほろ苦さが余韻として残り・・・

やがて、

至福のフィナーレ、最後の一口を迎えた。

と、その時!妻が!

妻「味、どう?」

小生「うん、おいしいよ!」

妻「あ~ よかった。」

小生「って、何がよかったん?」

妻「いや、ちょっと…」

小生「ちょっと、何?」

妻「実は、賞味期限、切れてたので…」

小生「ここで言う?」

賞味期限を死守する夫の習性を逆手にとった

周到な犯行とみられている。