先日、長男のお別れ遠足に
ついていきました。
今回は糸島よりももっと
唐津寄りにある「十坊山」
(とんぼやま)535mの
登山。
登山に興味のない人からすると
全く想像のできない距離ですが
遠くから見てこんなに高い山でした。
入り口で、頂上まで80分と書いてある
看板を見て愕然。普段ヨガしかしていない私。
そんなに歩けるのか?
最初は、子供たちとワイワイお話ししながら
楽しく、手をつないで行っていましたが
たった20分しか歩いていないのに
汗は吹き出すし喉は乾くし足もきついし
これ以上歩けないと思いました。
そこで、木の棒を杖にして、
「どんぶらこ♪どんぶらこ♪」と
全身の体重をかけて必死に
登りました。
険しい山道で、登っても登っても
頂上に着かない・・・
いつまでこの苦しみは続くのか?
寡黙になって、ひたすら
6歳児のわが子の背中を
追いかけて登りました。
一言も声がでないくらいきつい時
子供たちの「がんばれーーーー」と
励ます声が聞こえて
たった6歳の子が
こんなに頑張っているのに
私は何をしているんだ?と
力が湧き、やっとこさ頂上へ。
こんなに大変な思いをしただけに
頂上からの景色は最高で、お茶の
冷たさも火照った私の身体に
命を吹き込んでくれ、さらに
お弁当は格別に美味しく感じました。
帰りは、また手をつないでお話もでき
田んぼのあぜ道で土筆を見つけては
春を感じたり、歌を歌ったりと
あのきつさがうそのよう・・・
きつい、きついと連呼していますが
今回、本当に大きく、強くなった
息子の姿を見て、心底、逞しくなったなあと
感激しました。
子供と同じ経験をする、ことで
共通の一生忘れられない
思い出が出来ました。