2009/07/09 11:15
久しぶりに泣きました。
25歳にして、初ライブ。
歌っていたのは、HIROCOさん、20歳。
前回「テレ西の種」で高山さんが取材をした現役の大学生です。
きのう、彼女のライブが始まったのが午後10時。
40曲は持ち歌があるという中から、5曲。
4曲目を聴いていると、今までの自分の経験が走馬灯のように蘇りました。
その曲名は、「and I …」
(なんでこんなに初めて聴く歌に共感できるのだろう?)
ライブが終わった後、聞いてみました。
「自分の実体験を歌にしているんです」
前回の放送をご覧の方はご存知かもしれませんが、HIROCOさんは去年の春に
お母さんを亡くされています。
「身近にいる人に“ありがとう”、“愛してる”っていうことほど
難しいことはないと思うんです」
ライブ中、この歌を歌う前にこう切り出しました。
「でも、勇気を持ってそう言いたいという思いを歌にしました」
音楽を始めたのは2年前。
家にあった父親のギター(彼女が今も演奏に使っているのは、
父親から譲り受けたそのギター)に触れたのがきっかけ。
当然、音符も読めません。
それでも、見よう見まねでギターを弾き始め、今も彼女と同じように
ストリートライブをしている人からギターを教わっていると言います。
今回のライブの途中、自然と手拍子が起こりました。
「本当にあの瞬間が嬉しいんです」
“歌うことで誰かの支えになりたい”
その思いは、確実に聴いている人に伝わっていると感じました。
このHIROCOさんのライブが、7月18日(土)16:40から
TNC放送会館1Fで予定されています。
ぜひ、足を運んで彼女の生の歌声を聴いてください。
また「テレ西の種」でも、8月に放送する予定です。
そちらもぜひぜひご覧下さい。