日曜日の競馬BEATは・・・九州産馬。

先日、九州産馬の取材に、熊本阿蘇まで行って来ました。

訪れたのは、熊本で牧場を営む村山光弘さん、50歳。

九州産馬の数は、全国的に見ると僅か1%。

そんな中、7年前に村山さんは、この世界に足を踏みいれました。

元々、畜産農家で、和牛を生産する牧場を経営していた村山さん。

日本の競馬界最大規模の社台グループの創始者「吉田善哉物語」が

この世界に入るきっかけだったのです。牛の畜産を続けていれば経営も

順調に進んでいたのに、敢えて競走馬の生産を手掛けようと思ったのは、

そこに、大きな夢があったから。競走馬を育てる為、手作業で厩舎を建築、

畑を放牧地にしたのです。当然、当時は、

周囲の猛反発もあったそうですが、それをバネに変え、JRA通算ここまで7勝を挙げ、

九州産の存在感を短期間でしっかりと示しています。村山さんの夢・・・。

「競馬、競走馬には、そこに携わるすべての人間の思いやりや、失敗、それを糧にする

 人間ドラマ、人間模様、喜び、色々な感情が、詰まっているんです。だから、

 僕らの1勝は、単なる1勝ではないし、出走する意味は、単なる出走ではないのです」

そう語る村山さん。僕は、今回の取材で、

競馬番組キャスターとして、改めて競馬において、一番大切なもの、忘れていた事を、

気付かされた気がしました。その馬に懸ける情熱、出走までに辿る人間ドラマ、

再来年、産駒がデビューする管理馬「ダノンゴーゴー」をなでる様にブラッシングする

その表情は、本当に生き生きとしていて、これが本当に夢を追い求めている人の

瞳なんだと感じました。この模様は、日曜日午後3時からの競馬BEATで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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