2015/08/27 15:44
8月25日 ソフトバンクプロ2年目「上林」選手が
プロ初のHR。しかも、逆転満塁HR!
私も、「誕生日実況」で、興奮はとてつもないものだった。
その日、実は、野球中継前、放送席近くで、秋山幸二前監督
と長い時間話をする機会があった。秋山前監督が監督から
退いてから、ゆっくりお話をする機会がなかったので、
色々と話を聞いてみた。勉強になった。
①この夏話題になった「早実・清宮」選手について・・・
秋山前監督
『これからHRバッターになるのか？アベレージヒッターになるのか？は
本人が決めること。プロへ入団したら、どちらに自分は進みたいかで
大きく、体つくりと体つきが変わって来る。HRバッターは、HRバッターの
体になる。常にHRを狙うから、スイングも、フルスイングで、HRを
打つスイングに。体も、スイングから覚えて行くので、体の創り自体も
HRバッターは、特に上半身が大きくなっていく』のだとか・・・。
『俺の場合は、実は、HRバッターだった。普通2ストライク追い込まれたら
ヒット狙いに代えるんだけれど、俺は、追い込まれても、若い時は、
常に、HRを狙っていた。狙いたくなくても、ファンや周りがHRを期待
するのが分かるから、それに応えたいと、心のどこかで常に思って
いたんだろうな』とサラリと応える所が、格好良すぎる！
『だから、常にHRを意識して狙っていた。
やっぱりバッターは、HRが一番打ちたいんだよ』っと。
清宮選手も、HRバッターへの道を個人的には選んで貰いたい。
②柳田の『トリプルスリー』について・・・（ご自身も勿論達成者）
『そう簡単に狙えるもんじゃない。野球人生において1度あるかないか。
だから、物凄く強く意識して狙った方がいい。本人にも伝えた。
盗塁は、どうにでもなる。打率も今の柳田なら問題ない。あとは、HR。
HRは、どの打席でも、今は狙うべき。次の内川の事を気にせず、
盗塁も、HRも、どんどん全打席狙って行ったらいい』
③「上林」について・・・
実は、この日、『満塁HRを打つ前』に、秋山前監督は、
『３・４年後は、ホークスのクリンアップを打てる選手になると思う。
行く末は、柳田とクリンアップを張り合える、そんなバッターだと思う。
潜在能力が、かなり高い、高卒2年目なのに、あれだけのセンスある
スイングをする選手はなかなかいない。後は、本人の努力次第。
近いうち、大化けするよ』と。
実は、その数時間後、プロ初のHR、しかも逆転満塁HR。
実況が終った後、秋山前監督の言葉が、頭から離れなかった。
流石、トリプルスリーは勿論、『通算437本のHR』を放った
アーティスト！
野球中継でも、秋山前監督の話からも、この日は、
色々な「野球の勉強」を改めてさせて貰った、
嬉しい『誕生日』となった。
