2013/03/30 1:22
いよいよ、プロ野球が開幕した。
やっぱり、この雰囲気はたまらない。
ソフトバンクは、楽天相手に投打噛み合い快勝!最高のスタートを切った。
そんな中、個人的に、印象に残ったシーンがあった。それは試合ではなく、
開幕セレモニーでのワンシーン。
WBCの激闘を送った日本代表選手に、試合前花束の贈呈が子供達からあった。
そこには、
ソフトバンクから、内川、松田、本多、森福、
摂津(先発の為、花束贈呈は参加せず)の5人の選手、そして、
楽天から、松井、田中将大の2選手が呼び込まれた。
その時、内川選手が、もう一人、大きな声で、誰かを呼び込んでいる。
そう、それは代表にはならなかったが「代表候補」として最後まで宮崎で一緒に
日の丸を付けた、内川選手と同じ外野手、楽天の聖澤選手だった。
聖澤選手への贈呈は、セレモニーの予定にはなかったようだったが、
そのシーンに、球場からは、惜しみない拍手が送られていた。
「聖澤選手」も、きっと、嬉しかったに違いない。
「共に最後まで戦った日本代表戦士」!!
内川選手の、その「気配り」と「配慮」、そして、「共に戦ったんだという一体感」と
「内川選手の優しさ」・・・。一人間として、一野球人としての
内川選手の器の大きさを、まざまざと実感した瞬間だった。
ほんのワンシーンだったのかも知れない。それほどフューチャーするシーンでないかも
知れない。でも、そのシーンが、なんだかたまらなく胸を熱くした。
あの「準決勝の走塁」から帰国して、内川選手が
開幕戦で、どんなプレーを見せてくれるのかを最も期待していた自分にとっては、
そのワンシーンだけで十分だったし、そういう団体競技の一体感であったり、
スポーツマンとしての仲間意識、そういった部分を、
一伝達者として、今年は、発信していけたらと思う。