西日本スポーツ賞トークショー・浦田理恵さんと。

土曜日、西日本スポーツ賞のトークショーで司会をしました。

参加したのは、ソフトバンク摂津投手、バスケットボール全国選抜大会優勝の

宮崎延岡学園バスケ部監督、内村昌弘さん、全国高校サッカー選手権大会

優勝の宮崎鵬翔高校、上永コーチ、そして、一緒に写真を撮らせて貰いました、

ロンドンパラリンピックゴールボール日本代表金メダリスト、浦田理恵さんでした。

それぞれ、トップアスリートとしての考えや、指導方針などをお伺いしましたが、

中でも、浦田さんの話には、本当に衝撃を受けました。

浦田さんは、20歳を過ぎて、両眼が見えなくなりました。

そこで自らを勇気づけて貰ったのが、今回金メダルを手にした視覚障害者競技

「ゴールボール」という競技だったそうです。ゴールボールとは、バレーボールと

同じ広さのコートで、鈴の入ったボールをゴールに入れる競技で、視力の程度に

かかわらず、競技者全員が目隠して争うものです。

この競技をする中で、一番心がけている事は、「自分自身と向き合い、

音と気配の中で勝負すること」なんだそうです。「音と気配・・・」

凄い!究極の考えです。

又、とにかく目が見えなくなってから、後ろ向きに考えた事は一度もなかったそうです。

むしろ、私には、これが「出来る」、これも「出来る」、「出来る事がこんなにもあるんだ」と

建設的な考えで、どんどん自分にとってプラスのものを積み上げて行ったそうです。

浦田さんの話には、会場のお客さんも、何度もうなづいて感動している姿がありましたが

お客さんに一番訴えていたのは、

「何か1つ、毎日30秒でも1分ですると決めた事を、継続しましょう」という事でした。

浦田さんの場合は、朝起きて、鏡の前で、「30秒笑顔を作る」、これをずっと「継続」

しているんだそうです。とにかく、「継続」、「やり続ける事が一番大事なんだ」と。

どんな事でもいい、それが、自分が苦しい時、困った時の「自信」に繋がるんだと。

話をしていて、もちろんアスリートですが、メンタル的な部分は、非常に大きいんだなあと

思いましたが、と同時に、浦田さんから、人間としての「真の強さ」を強く感じました。

五体満足で、何不自由なく過ごしている自分は、まだまだ、心が甘いんだなあと

つくづく考えさせられた、浦田さんに、本当に「勇気」を頂いたトークショーでした。

 

 

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