「本番前の打合せで……」

以前も書きましたが、最近は自ら本番に臨むよりも、本番に向けて若いアナウンサーをサポートするのが私の主な仕事。
ちなみに、先週の本番は「ももち浜ストア」の中の『ぐっチョイ』のコーナーのナレーションと、もうひとつ……寂しくなりましたね。正直なところ。
カメラがあるスタジオではなく、写真のような録音ブースでの仕事が多いのです。

その、もうひとつとは……

テレビ長崎、サガテレビ、テレ西の3局共同制作でお送りしている、「長崎街道シュガーロードを行く」のナレーション。テレ西では毎週火曜日の午後10時54分から(テレビ長崎・サガテレビは木曜午後10時54分から)放送中です。

今週の放送からいよいよ福岡県。私がナレーションを担当します。

その収録前の打合せで……唸りました。私は。台本の何でもない一言に。放送前なので
詳しくは書けませんが、『はらふと餅を拵えていた…』というフレーズです。

「拵える」、辞書を引くと『いろいろと手を加えて形のあるものを作る』とあります。
そういえば、中学生の頃、毎朝弁当を拵えてもらっていたなあ……「作ってもらっていた」よりも「拵えてもらっていた」の方がぴったり合う、と思うのは私だけでしょうか?

ベテランディレクターがナレーション原稿に書いた一言が、読む私のイメージを大きく広げてくれました。

「作りました」「行いました」……便利な言葉はたくさんありますが、アナウンサーは、もっと言葉を探すべき。自省します。

長崎街道 シュガーロードを行く」短い時間の放送ですが、ぜひご覧ください。

えっ、収録がはじまる?そろそろいかなくっちゃ…では失礼。