本番で…

本番で言い間違えると、アナウンサーは落ち込みます。

きょうの昼のニュース「スピーク」でのこと。
「午後5時54分から…」という原稿。「ゴゴゴジューヨンフン」と読んだ瞬間、
何かおかしい、と頭の中の回路が働き絶句。瞬時に読み直したのですが、
またもや「ゴゴゴジゴジューヨンフン」。

その後の気象情報、「福岡の桜の開花も間近かです」という原稿も、
読み間違いこそしませんでしたが、メロメロ。
予想最高気温が入りませんでした。ゴメンナサイ。

「ゴゴゴジゴジューヨンプン」が正解。
若手アナウンサーに口を酸っぱくして注意してきたのですが、お恥ずかしい限りです。

「イップン」「ニフン」「サンプン」「ヨンプン」「ゴフン」「ロップン」「ナナフン」
「ハップン」「キューフン」「ジュップン(ジップン)」
今更ながら日本語は奥深い言語です。

せっかくの機会なので、そのほかの例も。
「階」は「イッカイ」「ニカイ」「サンイ」「ヨンカイ」「ゴカイ」…

「軒」も「イッケン」「ニケン」「サンン」……でも、
「件」は「イッケン」「ニケン」「サンケン」……

と、ここまで書いたところで、気象予報士の手嶋さんから、
気象台が福岡の桜の開花を発表したとの一報が。


(先週末、出張先で撮影した河津桜です)

花を愛でながら気持ちを切り替えて……アナウンサーたるもの、
本番では綺麗な花を咲か
せたいものです。