「本番、行ってきました!」

えっ、本番?そろそろ行かなくっちゃ…

と、いいつつ最近はデスクワークが中心で、実は本番に臨む機会は少ないのですが、行ってきました。きょうは、久しぶりに昼のニュース「スピーク」を担当。

「アナウンサー」と聞いて、まずイメージする仕事といえば「ニュース」という方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。私たちアナウンサーの世界には、『アナウンサーはニュースに始まり、ニュースに終わる』という言葉もあるのです。

記者が苦労して取材して原稿を書き、カメラマンが重いカメラを担いで撮影し、さらには映像の編集担当や、字幕作成担当……実はいろいろな人の手を経て1本のニュースが作られています。
私たちアナウンサーは、その最終ランナー。視聴者にしっかりと伝わるかどうかは、アナウンサーの読みにかかっているといっても過言ではありません。

ところで、ニュースを読むときのアナウンサーの持ち物、画面には映りませんが、意外とたくさんのものを持っています。きょうはその一部をご紹介。伝える

左が「アクセント辞典」…興味をお持ちの方は、一度書店の辞書コーナーで手にとってみてください。右上のストップウォッチも必携。それから電子辞書。それから地名集や数詞・助数詞の資料集……。心配性なのでしょうか。年数を重ねるにつれ、逆に持ち物が増えています。

ニュースを伝える最終ランナー……とはいえ、わかりやすくお伝えするための努力のゴールは、どこにもありません。この世界、一生勉強です。

えっ、本番?そろそろ行かなくっちゃ・・・では失礼。